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むちうち症

むちうち症のメカニズム

 頭および首が不意にあるいは急に振り回される場合、むちうち症になります。

 まず一方角へ非常に速く、そして次に、反対方向へはね返る頭部によって首に障害を受けます。

 交通事故の正面衝突では、最初身体が前方へ投げられますが、その瞬間頭は後ろに残るようになります。そのとき首が過伸展することになります。

 身体が慣性の法則によって動くのに対して、頭および首がワンテンポ遅れるわけです。さらに自動車の突然の停止で急激に反対方向に持っていかれることになります。

 

 上記の通りむちうち症は、頚部の急激な収縮および過伸展に起因します。筋肉が本来の動きに対して反対方向に持っていかれ、さらに反動で逆方向にはね返ることにより初期の障害が発生することになります。
 首の運動はさらに左右の方向にも急激な動作をすることにより、急激な収縮と過伸展が起こりむち打ち症となります。

むちうち症の程度

  自動車に乗っていたときの姿勢、衝突の状況、事故の衝撃の強さ、方向、年齢、骨格の健康度、筋肉や靭帯の強さなど、事故の状況はそれぞれ異なりますので、むちうち症の程度は当然それぞれ異なります。


 残念ながらシート・ベルトを着用していることは、むちうち症予防に対してはほとんど効果はありません。
 むち打ち症は自動車事故だけに生じる訳でもありません。フットボールのような接触競技および強烈な身体への突然の負荷、頭への直接の外傷あるいは突然のくしゃみなどの結果生じることもあるのです。

病院・整骨院では

 残念ながらむち打ち事故における医療は完全には確立していません。鎮痛剤、筋弛緩剤および様々な治療でむちうち症に対応しているようですが、満足な結果が得られていないのは周知の事実です。

 多くの場合、カイロプラクティックでの治療が安全かつ早く、薬または外科治療なしで抜群の効果を発揮しています。

 1995年に雑誌『Spine』に発表されたカナダの「ケベックむち打ち症関連障害特別調査団の治療に関する知見」という論文に初めて報告されたのが、「頚椎捻挫受傷後安静を保つ意味はなく、頚椎カラーは有用でない。

 頚椎を固定するような治療を長期間行うことは症状を長引かせ労働不能な状態を長期間持続させる。」とありました。

 この論文以降多くの研究論文が発表されましたが、やはり受傷後早期から活動性を維持することが有用である可能性が高いとされ現在では頸椎カラー(コルセット)はしないのが当たり前になっています。


 今でもドラマなどでは交通事故の患者が頚椎カラーをしている描写をたまに見かけるかもしれませんが、現実にはそのような治療が行われることはないはずです。

  もし、頚椎カラーを装着させる医師や整骨院がありましたら、その病院・整骨院は勉強を何もしていない、つまり治療に通ってもムダということです。

ありえない治療法

当院では

 多くの種類の事故や外傷で脊柱に亜脱臼を引き起こしている可能性があります。

 さらには脊椎骨がズレ、神経の正常な伝達を阻害していることも多々あります。

 しかし、これの場合ほとんど無痛なのですが、首へのむちうち症では多くの場合痛みが発生します。

 鎮痛剤、筋弛緩剤、鎮静剤あるいは理学療法は脊椎骨を正常に戻し、ズレて圧迫していた神経の伝達を復活させることができますが、かなりの期間を要します。

 

 カイロプラクティックでは安全にかつ容易に脊柱のズレを治し、比較的短期間で体全体の調整を行うことができます。

 むちうち症になってもそれとは気づかずに過ごしてしまった人の中には脊柱がズレて具合が悪いままの人もいるようです。それに気付かないまま、背骨はいまだに構造上ズレたままかもしれません。

 中には事故の数年後に関節炎やズレによる体調不良を起こす人もいます。むちうちが原因となる背骨のズレのほとんどは放っておいて戻るものではありません。

 交通事故を経験した場合、一度カイロプラクティックに足を運び、脊椎の検査と調整を受けることをお勧めします。

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