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椎間板ヘルニアとは

 

 まず、椎間板は上下の椎骨(ブロック状の骨)の間に挟まれた円盤のような形をしており、繊維(周辺の硬い部分)と髄核(中心部分)で構成されています。髄核はゼラチン状の柔らかい塊で、これをとりかこむように繊維軟骨の層が同心円状に重なり合って繊維輪となっています。
 繊維輪はさらに前後の縦走靱帯によって補強され、上下は椎骨の軟骨板によって守られています。繊維輪(周辺の硬い部分)に亀裂が生じ、髄核(中心部分)が繊維輪を破って飛び出し(膨れて)しまう事を椎間板ヘルニアといいます。さらに、後縦靱帯を突き破って随核が移動すると、腰痛と坐骨神経痛がかなり強くなってきます。

 ヘルニアになる人はたいてい以前から慢性的な腰痛をもっていて、それがあるきっかけでヘルニアの症状になってしまう場合がほとんどです。


 多くの場合、慢性腰痛は椎間板にかなりのストレスをかけており、このストレスにより徐々に椎間板が破壊されていくことになります。破壊がある程度進むことにより、強い痛みを伴ったヘルニアの症状が発症してきます。

西柏カイロプラクティック

西柏カイロプラクティック

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椎間板ヘルニアの原因

 

大まかに分けて下記のような原因があります。
○日常生活での動作が引きがねとなる場合(背骨に対しての過負荷)
  ※中腰など腰に負担を掛ける姿勢でで重い物を持ったり運んだ場合
  ※腰を強くひねる動作(野球・テニス・ゴルフ等の素振りなど)
  ※長時間の座位や車の運転


○椎間板の老化
  人は成長期を終えた頃から椎間板の弾力が徐々に欠けて行きます。さらにそれが進みますとほんのちょっとした動作や無理によって髄核が突出しやすくなります。このような状態で上に述べましたような日常動作が起因して椎間板ヘルニアになります。

○骨の老化
   老化と書きましたが、老化だけではなく、普段の偏食から来るカルシウム不足などで骨が変形したり骨密度が小さくなり、軽い衝撃でも骨が欠けて椎間板を潰すようになります。

○姿勢の悪さに起因する骨盤のゆがみ
   日ごろから悪い姿勢を続けていますと、まず最初に骨盤がズレてきます。骨盤のズレにより背骨全体の生理的湾曲が狂ってきます。姿勢の悪さからくる生理湾曲の狂いは、背骨に大きな負荷をかけてしまい、椎間板ヘルニアを引き起こします。生理的湾曲のズレたこのような状態では内臓の位置もズレてきますので消化器系の内臓の調子も悪くなってきます。背骨のゆがみが長期化した場合、ヘルニアの危険度はますます高くなります。

 

カイロプラクティックでは
 椎間板ヘルニアに対してのカイロプラクティックは高い効果のあることが知られています。カイロプラクティックでは身体への害はまったくありません。それに比べて外科的治療法は患部や他の部位に突発性の予期しない影響のあることが知られています。実際、椎間板ヘルニアに対しての外科的治療は、ほとんど効果が期待できないということが学会の研究会で多数報告されています。アメリカではヘルニアの外科的治療は減少傾向にあり、多くのヘルニア患者はカイロプラクティックを利用して改善しています。

 

 カイロプラクティックでは、まず背骨のゆがみ・ズレを改善しながら、痛んだ椎間板に対してかかっているストレスを緩和します。ストレスを緩和させるために用いるのが、当院で使用している「Chiropractic Traction Table System」という機器です。残念ながらカイロプラクティックの本国アメリカでしか手に入らない機器です。代わりにカイロプラクターの手でできないこともありませんが、手で行なうよりは効率もよく、確実性も高いものです。次に、ヘルニアを起こしている部位に対して椎間板の組織を元に戻すためのストレッチやエクササイズを行ないます。可能な範囲でヘルニアの押し込みをいたします。

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著作権は西柏カイロプラクティック及びその情報提供者に属します。

 

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