坐骨神経痛とは
坐骨神経は全身の中で最も長く、皮膚に近いところを通りますので、寒冷、湿潤、圧迫、外傷などの影響を非常に受けやすく、結果として腰、臀部、大腿部、ふくらはぎ、足裏などの痛みやしびれ、無感覚等の症状を発症します。軽度の場合は、痺れが出たり出なかったりですが、症状が進行しますと夜中に痛みを感じて目が覚めたり、歩行困難になったり、足の指にまでに痺れが発生します。
また、流感、リウマチ、便秘、糖尿病、動脈硬化症、梅毒、アルコール中毒、ニコチン中毒などによっても発症します。似た症状には、外側大腿皮神経痛、大腿神経痛、閉鎖神経痛などがありますが、痛みやしびれの部位により区別できます。
年齢により異なりますが、若い人の場合最も多いのは、腰椎椎間板ヘルニア、次に梨状筋症候群が挙げられます。ほとんどの場合、片側の坐骨神経痛が出現しますが、ヘルニアの位置や大きさにより両側に見られることもあります。高齢者では変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などの変形疾患に多く見られ、また帯状疱疹により坐骨神経痛を発症する場合もあります。
自分で発見、典型的な症状
前屈姿勢で
①腰部とお尻、太ももの外側、足首などに痛みが発生
②両方または片方のお尻に痛みが発生
③太ももの後面また内側に痛みが発生
後屈姿勢で
①腰部とお尻、太ももの外側、足首など痛みが発生
②お尻に痛みが発生
③太ももの後面また内側に痛みが発生
じっとしていても上記の部分に原因不明の痛みがあれば、かなり進行していると思われます。そのうちに、歩くことはおろか、長く同じ姿勢(立つ・座る・歩く)を保つのも苦痛になってきます。
西柏カイロプラクティック
坐骨神経痛
椎間板ヘルニア以外の原因
大まかに分けて下記のような原因があります。
腰部脊柱管狭窄症
脊椎の変形などにより脊柱管が狭くなる病気多くは加齢から起こります。
脊椎すべり症
腰椎の1つの椎体が、その下の腰椎や仙骨の上で前方に移行している状態をいいます。
梨状筋症候群
下部脊椎から大腿骨に接続するこの筋肉は坐骨神経が梨状筋に絞扼され坐骨神経痛を起こします。
こちらに判りやすい動画があります。英語のナレーションですが、ご覧ください。 クリック
脊髄腫瘍
これは坐骨神経痛で頻繁に原因となり腫瘍の圧力で坐骨神経が圧迫されます。
妊 娠
赤ちゃんの体重増加により腰に強いストレスを引き起こし、神経を挟み込みます
原因不明
まれに痛みの原因を特定できないことがあります。
カイロプラクティックでは
坐骨神経痛の痛みや症状は、基になる原因が存在するという信号です。カイロプラクティック調整は、正しい骨格の機能を元に戻し、神経衝突を取り除くことによって座骨神経痛の原因を取り除きます。
座骨神経痛でのカイロプラクティック調整は、骨格の生体力学を復旧するために、腰、臀部、仙腸関節と下肢に対して集中的に行ないます。神経衝突が緩和されると坐骨神経痛の症状が次第に消滅していきます。
その結果、10年・20年という期間、坐骨神経痛の痛みやしびれを騙し騙し付き合ってこられた方々が、数週間の施術で治っていかれます。
いずれにしましても、原因がどこにあるかの見極めが最重要となります。